根部切除法とは?
包茎手術の1つに根部切除法というものがあります。あまり知られていない手術になるのですが、その理由も含めて詳細を解説していきましょう。
・根部切除法はどんな手術なの?
根部切除法とは主に仮性包茎の改善を目的として行われる手術です。その名の通り、陰茎の根元部分にあたる包皮を輪切りにして切除します。
事前に勃起した時の陰茎の全長を測定し、余分な包皮の長さを確定しておくことで、どのくらい切除するのかを決める手術です。
包茎手術の中で最も代表的な環状切除法とほぼ同じ方法で行われるのですが、切除される包皮が根元であるのがポイントでしょう。
基本的には包皮がむけることを前提とした手術になりますので、仮性包茎の人を対象としているのです。残念ながら真性包茎やカントン包茎の人はこの根部切除法を受けることはできないでしょう。
・根部切除法にはどんなメリットがあるのか
根部切除法におけるメリットは手術痕が目立たないことでしょう。縫合部が陰茎の根元になりますので、陰毛に隠れてしまって傷跡が分からなくなるのです。
見た目にしても縫合の境目で色が変わるツートンカラーなどが起こりませんので、包茎手術としても有用な方法だと言えます。
また、包茎手術の弊害の1つに性感の低下などがありますが、根部切除法ではそれらが起こらないのも大きなメリットです。
基本的に陰茎の根元が患部になりますので、術後の回復も比較的に早いのが特徴かもしれません。ただし、きっちりと管理をしていなかければ炎症などの感染症に罹患する可能性もありますので、その点は忘れないでください。
・逆にデメリットにはなにがあるの?
根部切除法のデメリットの1つは、やはり仮性包茎以外には適用できない点です。ただし、仮性包茎でも重度の人の場合、切除する包皮が多すぎてしまう可能性があります。
この場合、手術が難しくなってしまうので、仮性包茎でも重度の場合は病院によっては断られるかもしれません。もともと根部切除法を採用している病院は少なく、美容外科でもあまり行われていないのもデメリットの1つでしょう。
包茎手術の中でも、技術や経験が求められる術式であることが原因です。また、上でも少し触れましたが、適切な管理ができなければ術後に後遺症が出るという点があります。これらのことから根部切除法を採用する病院が少ないそうです。
・結局どんな人に向いている手術なの?
根部切除法が向いている人は軽度の仮性包茎の人でしょう。包皮を切除する範囲が狭くなれば、それだけ術後の管理も楽になりますし、手術そのものへの負担が減るからです。また傷跡も目立ちませんし、ツートンカラーなども起こらないので見た目を気にする人にもオススメできる包茎手術だと言えます。
根部切除法とは?関連ページ
- 安全な包茎手術を受ける為に
- それぞれの性別によって特有の悩みがありますが、男性の場合の悩みとして挙げられるのが包茎です。 包茎の場合、汚れが溜まり易くなってしまいますし、それによって病気も発生する可能性が高くなります。
- 包茎手術の費用
- 包茎では温泉などでも恥ずかしさから堂々とできないこともありますし、女性に対しても自信をなくしてしまうこともあります。以前では包茎手術には高額な費用が必要でしたが、現在では低価格で手術ができるクリニックが増えています
- 包茎手術を受け完全に包茎を断つ為に何日仕事を休む必要があるのか?
- 包茎で悩んでいる男性の悩みを解消するには手術をするのが最も確実な方法です。しかし、包茎手術を受けるにしても仕事をしている人ですと、何日程度仕事を休まないといけないのか気になるのではないでしょうか。
- 包茎手術は上野クリニックに相談する方が良い理由
- 包茎や性病などの治療をはじめ男性の性の悩みを解決できるのが上野クリニックです。 特に患者の多い包茎手術は小一時間で終わり、入院せずにすぐ帰宅できます。
- 失敗できない真性やカントン包茎治療を行う上野クリニック
- 一般的な包茎の種類は、仮性包茎と真性包茎、そしてカントン包茎の3つに分けられます。 この中で真性包茎と嵌頓包茎は、治療が難しいといわれています。